2021年～発売の新型アウトランダーPHEV(5LA-GN0W)の交換用エンジンオイルに関する情報をまとめます。
エンジンオイル交換時の参考にしてみてください。
エンジンオイル交換は一般的なガソリン車と同等の作業です。
また、指定油種やオイルフィルターなども、三菱のガソリン車と同じものが指定されています。
どこのカー用品店や整備工場でも在庫があると思われますので、三菱ディーラーのほか、なじみのお店で交換することも可能になっています。
エンジンオイル交換 指定サイクル
三菱指定のエンジンオイル交換時期・頻度です。オイルエレメント(フィルター)も同時交換が指定です。
1.5万キロ または 1年 の早く到達した方で交換
シビアコンディション※の場合、7,500km または 6か月 の早く到達した方で交換
となっています。
PHEVの場合、エンジンの作動時間は一般のガソリン車に比べて短いものの、エンジンが始動しているときはエンジンやエンジンオイルにとっては過酷な状態となります。特に新型アウトランダーは、EV走行が長く行えるようになり、ヒートポンプエアコン搭載などでエンジン始動が少なくなっています。そのためエンジンやエンジンオイルの冷えた状態が多いということになります。エンジンが始動するときは、充電やパワーが必要な時で、始動直後からエンジンが冷えていても比較的高回転を維持し、エンジンオイルの本来の性能が発揮できる温まった状態ではない冷えた状態での使用が増えます。またエンジンオイルが温まらないと徐々に吸収された水分が抜けにくいということも考えられます。またほぼEV状態で乗られている場合などエンジンがかかっていなくてもエンジンオイルは徐々に湿気を吸込み劣化をしていきます。そのために1年や6カ月といった期間も指定されているのです。
コンディションを維持するために、早めのエンジンオイル交換がお勧めです。
当サイトがお勧めするエンジンオイル交換目安：5000km または 6か月
エンジンオイルの乳化（水分が混ざり、エンジンオイルがカフェオレ状の色味になる）がある場合、交換サイクルを短めにすべきです。エンジンオイルがある程度高温状態を維持することで水分が抜け乳化しにくくなりますが、エンジン始動時間が短い場合、エンジンオイルに水分が混ざりやすくなり、乳化状態となります。
三菱以外のハイブリッド車でも発生しやすいですが、水分を多く含むため、エンジンの潤滑性能は下がっている状態といえます。
※シビアコンディションとは
エンジンオイルに関するシビアコンディションは、以下の1項目以上に該当する場合を言います。
(1)使用される３割以上で、１回あたりの走行距離が８ｋｍ以下の場合。
(2)使用される３割以上で、悪路および山岳路(登降坂)を走行の場合。
(3)20km/h以下の低速走行の繰り返し。
(4)長時間のアイドリングをした場合。
お買い物や通勤、送迎メインで使われる方は、該当する方が多くいらっしゃいます。該当する場合は、早いスパンでのエンジンオイル交換が必要となるため、要注意です。
エンジンオイル規定量
オイルのみ交換時：約4.4L
オイルフィルター同時交換時：約4.7L
オイル量は目安となります。約4Lを目安に注入し、レベルゲージで様子を見ながら合わせると良いです。
オイル注入後はオイルパンにエンジンオイルが落ちるまで約5分程度待ってからレベルを確認しましょう。
エンジンオイル指定粘度・グレード
エンジンオイルの指定SAE粘度情報です。
燃費や始動性に優れる0W-20が推奨されています。
市販の一般的な粘土である 0W-20 ～ 10W-30 の間で対応できますので、カー用品店や一般の整備工場などでオイル交換が可能です。
推奨粘度：0W-20
対応粘度：5W-30、10W-30
API規格グレードはSNまたはSP
PHEVは、エンジン始動時間が通常のガソリン車と比較し短く、エンジンオイルが温まりにくい特徴があります。
また始動直後から性能を発揮するためある程度のエンジン回転数をキープします。
そんな車のために開発されているハイブリッド車用エンジンオイルがおすすめです。
オイルエレメント(フィルター)
三菱純正 部品番号MD360935
直径Φ68ｍｍ 高さ85mm
ネジ径 M20×1.5
オイルドレンパッキン
オイルドレンパッキンは、オイルパンからの下抜きでのエンジンオイル交換時は毎回交換する必要があります。
オイル漏れを防いでいる部品ですので、未交換の場合オイル漏れが起きる可能性があります。
三菱純正 部品番号MD050317
鉄製 外径19㎜ 内径14㎜
