アウトランダーPHEV(GN0W 2021~)の補機バッテリーあがり対策&おすすめの 12V補機バッテリーをご紹介します!
走行用の大きなバッテリーを床下に持つアウトランダーも、12V補機バッテリーが上がってしまうと、Readyにすることが出来ず、走行ができません。
このページを読むと、日常使いでの補機バッテリーあがり予防方法と、交換用のおすすめ補器バッテリー、万が一バッテリーが上がってしまった場合の対処方法が分かります。
アウトランダーの12V補機バッテリーがあがりやすい?
アウトランダーは「オートACC」が備えられており、キーのアンロック、ドア開などがトリガーとなり「ACC:アクセサリー」になります。ACCは、ナビなどが起動することで、補器バッテリーを消費します。
長い時間にわたり荷物を載せたり、洗車などで何度もドアを開閉するようなシチュエーションがあると、自然にバッテリーが放電状態となるため、注意が必要です。
オートACC自体は、日本車では珍しいかもしれませんが、欧州車などでは当たり前に採用されており、三菱ではeKクロスなどから採用となっています。今後もどんどん車種が広がっていくと思われます。
12V補機バッテリーの充電は、Ready状態 または 駆動バッテリーの充電中です。
アウトランダーの標準補機バッテリーはやや容量が小さ目なことも注意点かもしれません。
長期放置後、乗る機会・乗る時間が少ない人はより一層注意が必要です。
バッテリーあがり対策
上記の通り、洗車や荷物の載せ降ろしなどで、長時間や何度もドア開閉やキーのロック・アンロックを行う場合、放電が続きます。
また、週末ドライバーの方などは、充電機会が短く、暗電流(自動車のコンピューター、ナビなどが車を使っていないときにも放電する電流のこと)で放電していることも考えられます。
アウトランダーに標準で搭載のバッテリーは、容量も小さめになっています。
より、安心感を得るために、社外品のバッテリーに交換することもお勧めします。
社外品バッテリーは、以下の記事からご確認いただけます。
おすすめ12V補機バッテリー
アウトランダー純正の補器用バッテリーは、ハンコック(ATLAS BX)製のL1(LN1)サイズバッテリーが搭載されています。欧州車によく採用されている規格ですが、国産車でもL*規格のバッテリー搭載車が増えてきました!
純正の容量・CCA(コールドクランキングアンペア)は以下の通りです。L1(LN1)サイズの、同等以上の容量・CCAのバッテリーを選ぶことで、バッテリー上がりに対してより強くなります。
純正バッテリー | ハンコック製 | |
容量 | 50Ah | |
CCA | 420 | 交換目安:300以下 |
社外品でのお勧めバッテリーをご紹介します。
バッテリーは、荷室右側にあり、DIYでも一般的な工具で作業可能です。
車室内に搭載のため、樹脂のトリムを外す必要があり、ガス抜きホースの接続を忘れないようにしましょう。
ガス抜きホースと反対側には蓋を取り付ける必要もありますので、バッテリーの取り付け要領書をよくご確認ください。
BOSCH Silver-X
ボッシュのバッテリー です。容量54Ah、CCA550で いずれも純正バッテリーを上回ります。
高性能バッテリーHightec Silver Ⅱ で好評の新開発鍛造シルバー合金採用しています。
Panasonic CAOS WD
パナソニックのCAOS WDは、容量が52Ahで、純正バッテリーに勝ります。CCAは非公表。
国産バッテリーですので、安心感もありますね。オーディオの音質改善なども期待できます。
VARTA Blue Dynamic
コストコなどで同じみ、VARTAバッテリーは、容量52Ah、CCA470 でいずれも純正バッテリーを上回ります。
VARTAは欧州車純正採用バッテリーであり、信頼性も◎。
バッテリーがあがってしまったら(救援方法)
バッテリーが上がってしまい、アウトランダーがReadyにならない場合は、移動ができません。一般的なエンジン車でエンジンがかからないのと同じです。
エンジン車とブースターケーブルを接続することで起動できます。
ドアはエマージェンシーキーで解錠
バッテリー上がりで、ドアロックが解除できない場合、キーのキーリング取り付け部が緊急用のエマージェンシーキーになっています。キー背面のツメを解除することで、取り出すことができ、運転席ドアに差し込み、左方向に回すことで解錠、右方向に回すことで施錠できます。
引用:アウトランダー取扱説明書
ジャンプスタート
ジャンプスタートは、ボンネットフード内の専用端子に接続することで行います。
不安な方は、詳しくはアウトランダーの取り扱い説明書に記載がありますので、そちらを参照ください。
「トラブルがおきたときは」→「緊急時の対処方法」→「補機用バッテリーがあがったときは」 を参照ください。
まず、ボンネットフードを開けます。運転席足元右下にレバーがあります。
次に、ボンネットフード内、右側にあるヒューズボックスを開けます。
赤〇部にツメがあるので、車載工具などを使いツメを押してふたを開けます。
EVユニットカバーと干渉し、ふたの取り外しがかなり難しいです。ですが、工具を使ったりエンジンカバーを取り外すことなく取り外すことが出来ます。おすすめは、先に車後方を浮かせ、手前側をひねるように取り外す方法です。
以下の動画を参考にしてみて下さい。
自車のヒューズボックス内の救援用端子カバーをツメを押しながら開けます。
①救援用端子カバー内部の端子に、+(プラス):赤色ケーブルを接続します。
引用:アウトランダー取扱説明書
②+(プラス)ケーブルの反対側を、救援してくれる自動車のバッテリー+端子に接続します。
③もう一本のケーブル(マイナス用:黒色)を、救援してくれる自動車のバッテリー―(マイナス)端子に接続します。
④アウトランダーの以下の画像を参考に、未塗装金属部分に、ーケーブルを接続します。
一瞬火花が出るかもしれません。
引用:アウトランダー取扱説明書
⑤アウトランダーのブレーキを踏みながら電源ボタンを押し、Readyになることを確認します。
⑥Readyになったら、逆の手順でケーブルを外していき、最後にカバー類を戻します。
以上で完了ですが、バッテリーはすぐには充電されません。
自宅など、走行用バッテリーが充電できる環境で充電を行う(同時に補機用バッテリーも充電されます)か、1時間以上走行またはReady状態を維持するなどし、自力で再度Readyになることを確認しましょう。
少し気を遣うことでバッテリー上がりさせない使い方ができます。
社外品のバッテリーに交換することでより安心感も増えますね!
少しでも参考になれば幸いです!
コメント
最近、標準バッテリーがLN1からLN2に変更されたようです。容量は59Ah,CCA530です。
品番はMZ005501Vとなります。固定ブラケットも変更が必須と理解していますが、周辺情報や互換性などについて情報ご確認お願いします。
24型から標準でL2に大きくなったようです。確認おねがいします。
コメントありがとうございます。
部品番号から、アフターパーツのようにも思えますが、どちらからの情報でしょうか?情報入手元にご確認いただくのが確実かと思います。