このページでは、アウトランダー(GF系)、アウトランダーPHEV(GG系)後期型のリヤブレーキ周りの整備に必須な、電動パーキングブレーキのメンテナンスモードへの移行方法を記載します。
通常はMUTなどの診断機が必要ですが、アウトランダーの場合はボタン操作でもメンテナンスモードへ移行します。ブレーキパッド交換、点検に活用ください。
メンテナンスモード移行方法
車をリフトまたはジャッキアップし、タイヤが浮いた状態にします。
①パワースイッチON
(ブレーキは踏まない=エンジンを始動させない)
②ブレーキペダル踏む
(⑧操作まで踏みっぱなし)
③電動パーキングブレーキスイッチで、作動操作(引く)と解除操作(押す)を10回セット繰り返す。
(素早く操作せず、2秒間隔程度を目安にする)
④ブレーキ警告灯(メーター)、パーキングブレーキスイッチのインジケーターが点滅
⑤電動パーキングブレーキスイッチにて解除操作(押す)を1回
⑥7秒以内にオートホールドスイッチを10回押してから、電動パーキングブレーキスイッチにて解除操作(押す)を1回
⑦電動パーキングブレーキ灯(黄色)が点灯しメンテナンスモードに移行
(ディスプレイには駐車ブレーキ点検が表示)
⑧ブレーキペダル離す
⑨パワースイッチOFF
以上で、操作は完了です。バッテリー端子は外しておくと誤作動の心配がありません。
接続したままでも、メンテナンスモード継続します。
メンテナンスモード継続中は、通常モードへ復帰してしまうため、電動パーキングブレーキスイッチを操作してはいけません。
メンテナンスモード解除方法
バッテリ―端子を外した場合は、接続します。
①パワースイッチON
(ブレーキは踏まない=エンジンを始動させない)
②メンテナンスモード中の場合、ブレーキ関係の警告灯が点灯・点滅している
③電動パーキングブレーキスイッチで、作動操作(引く)を行う。
④通常モードに復帰する
(点滅していた警告灯類が正常に切り替わる)
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